「子供の発達障害」に薬はいらない 井原 裕 著 大人の生活習慣病との関連 

ASD(自閉スペクトラム症、アスペルガー症候群)

社会的なコミュニケーションや他の人とのやりとりが上手く出来ない、興味や活動が偏るといった特徴を持っていて、自閉症スペクトラム、アスペルガー症候群。親の育て方が原因ではなく、感情や認知といった部分に関与する脳の異常だと考えられています。まず、周囲の方々のASDの特性への理解が必要です。成人でも、本人のストレスを軽減するための環境調整、ソーシャルスキルトレーニング等による対人関係スキルの獲得を通じて、本人の状態の改善を目指す。また、些細なことでイライラしてしまうような場合や二次性の精神障害に対して薬物療法を行うことがある。

ASD(自閉スペクトラム症、アスペルガー症候群)の症状

〇会議などの場所で空気を読まずに発言してしまい、ひんしゅくを買う
〇視線があいにくく、表情が乏しい
〇予想していないことが起きると何も考えられなくなり、パニックを起こす
〇自分なりのやり方やルールにこだわる
〇感覚の過敏さ、鈍感さがある(うるさい場所にいるとイライラしやすい、洋服のタグはチクチクするから切ってしまう)
〇手先が不器用である
〇細部にとらわれてしまい、最後まで物事を遂行することが出来ない
〇過去の嫌な場面のことを再体験してイライラしやすい
〇幼小児期には以下のような症状がありますが、ASDのお子さんのみにみられる特徴ではないことに注意してください。
〇言葉の遅れがある、あるいは言葉が出ない、指さしが少ない。
〇要求をあらわすのに、他人の手を対象物へ持っていくクレーン現象がみられる。
〇おもちゃを並べる、タイヤや扇風機など回転するものが好き、一人での遊びに没頭する。
〇切り替えが苦手、決まったパターンと違うと癇癪を起こす、集団での活動・遊びが苦手。

 

ASDは発達障害は不安と被害者意識が強い 

ASDは発達障害は不安と被害者意識が強い 助言を素直に聞けない。助言というようなことでない場合でも攻撃されているように感じ反発にでる。誰に対してもそういうふうになる。不安が生まれ被害者意識にかわり悲しみに変わる。しかし本人は攻撃から自分を守る手段として反発する。これでは親子間、夫婦間でも疲れてしまう。否定的な発言に対して敏感になり過剰に反応する。

 

病気のことはわからないから手っ取り早く医者に見せればいい薬さえ飲ませておけばいいという大人や親の単なる義務感でなかろうかと思う。医者は対処として薬を処方するだけで合わなければ次々と薬の量、種類を変えていくだけの対処療法のような気がする。そして検査となれば身長、体重、血圧、血液検査でこれぐらいはいいとしても心電図、エコ-、CT、MRIとだんだんと大がかりのものに進んでいきそれも一度にできないので何日もかけてとびとびに行われていく。しかしどんな検査をしてもそれが全体の一部であったり瞬間の一分の体は自分で守っていかなければならないということに他ならない。

1.その薬は本当に必要なのか

発達障害に薬は本当に必要か? 向精神薬が子供の本当に有効なのか?長期間服用すれば?ということはだれにもわからない。ADHD(注意欠陥多動障害)は落ち着きがない、多動の子供(大人もいると思うが)をいうことが多い。自閉症スペクトラム障害(広汎性発達障害、アスペルガ-症候群)これは対人関係がうまくゆかない、空気が読めない人。こんな定義がされているがこんな人は世間にはすごく多いと思う。

日本の医学は診断医学、イギリスは治療医学とか何とかいわれているようだが診断がなされても誤診もあろうし合併症でたの病気も併発されているかもしれない。また適切な治療が行われるか、行われていくかわからない。つまり教科書通り診断しても治療がスタ-トすれば治癒するのかといえばそうではないと著者はいう。注意すべきことはADHDや自閉症スペクトラム障害と診断されても何々の病気と診断されてよかったと思うことは危険であるということ。区分分けされカテゴライズされていくことが危険ではないかということ。患者の日常や食生活、環境をみないでいきなり治療することは疑問だと自分も思う。ただしこれは大変時間も労力もいるように思う。小さな町の医院ではある程度の環境が把握できても大きな都市での病院ではあの患者数を見るとそんな余裕はないはずである。医師の体力が持たない気がする。

学校で落ち着きがなくて注意しても直らないのは ADHD(注意欠陥多動障害)で行事のたびにトラブルを起こすのは自閉症スぺトラムと決まっているように著者は指摘する。そう診断されると周りは何故か安心するらしい。病気は医者、病院に丸投げということにならなくても病名や入院が決まったりすると患者も家族も何故か安心するのではないだろうか。著者はなお問題児童を患者とみなして病気を作り出しているともいう。確かに田舎では50年、60年も前ともなれば病院も薬もなくもちろん医者もいない村の学校では授業中に歩き回る生徒はなく私語とかはなかったように思う。話に聞くと今はクラスには授業中、歩き回り、話をする生徒はどうも少なくても1人以上はいるらしい。こうなると学校の先生は弱るのは当然だろう。しかし確かに小さな子供にじっとしていろと言っても成長期の子供が長時間じっとしているものだろうか。例えば2時間もじっとしていることができるとすればそれは何かの病気であると思う。

発達障害で処方される薬にメチルフェニデ-ト(ドパミンという物質の働きを強める。また、前頭葉においては、ノルアドレナリンの作用も増強させる。したがって、メチルフェニデートを飲むと、ドパミンとノルアドレナリンの作用が強まる。ドパミンやノルアドレナリンは、覚醒や注意の維持の機能をもっているので、これを服用すると、眠気が取れ、注意力があがるという効果が期待できる。(しかしこれは本来、眠気覚ましの薬)また、自閉症スぺトラムを治す薬はないと著者はいう。親や学校の先生は薬を処方されればそれがADHDや自閉症スペクトラム障害に効くと思ってしまう。病院で診断されているのだから処方される薬がこのADHDや自閉症スペクトラム障害に効くのだと思う。しかしこのような話は精神科の医師はほとんどしないのではないかと思う。

さらに著者が指摘するのは多動性障害、注意欠陥児童の場合は生活の乱れからきているという。端的には睡眠、寝る時間が不規則であるということ。短時間睡眠、昼夜逆転があると眠りの質が低い。一時期ネトゲ廃人(オンラインゲームに没頭・熱中しすぎて、現実の生活に支障をきたしたり、通常の生活が送れなくなったり、といった事態に陥っている人を指す俗な表現。ネット中毒者のうち特にゲームに没頭している人)という言葉がはやりました。昔はなかったゲームにのめりこんでいく人でしょう。何日も、夜を徹してゲームをやるのだから生活はバラバラになる。健康や生活があったもんでなく、普通の生活が送れなくなるということになる。自分の経験として、ゲームではなく仕事で当時それほど普及していなかったPCを使い会計処理や給与計算をやっていた。当時のCRTは今のような液晶ではなく目の粗いブラウン管タイプの電子銃のものでこれを1日中やっていた。これを10年以上やっていた。するとPCの前に座り作業をすると吐き気がするようになった。ちょうどそれから人事異動があり勤務場所や仕事の内容が変わったのでこれは解消できた。当時あれをまだ続けていれば何かの病気になっていただろう。

睡眠不足を解消したら1週間で多動が改善したことが報告されている。小学生5年生の子供が夜12時に寝て朝7時に起きる。お母さんは睡眠時間は十分であると思っていたが夜は10時に眠ることと指導してその通りにしたら1週間で改善したことを報告されている。このことは子供によって、人によって程度の差があるということ。つまり人によって程度やそれによって処方がちがうということだろう。

2.子供の発達障害に薬はいらない

疾患を予防、治療することは血圧を下げることでなく、コレステロ-ルを下げることでなく、HbA1cを下げることでなく禁煙し食事、運動、そして体重を落とすこととなっている。 確かに急激に血圧、コレステロ-ル、HbA1cを下げても必ずリバウンドする。これは明らかに生活習慣から来たものだと思う。遺伝もあろうがそれはやはり食生活や生活習慣からきたものだろうと思う。特に食生活が重要でなかったろうか。

自分自身のことから・・・70歳の手前になった私自身は体力には自信があったのでそれほど食生活に気を使わなかった。ところが丁度1年半ほど前に尿管結石になって夜中に3度のたうち回り2度、救急車で病院に運ばれた。結石を取り出す手術をしその時にタバコをやめた。それから定期健診で糖尿病となったため治療を受けた。タバコは吸わなかったがしかし薬は飲まず酒は飲み甘いものもたくさん食べた。それでも特に体の変化はなかった。ところが3ケ月前の3月ごろから寝て朝方、目が覚めると以降、眠れなかった。どうしても眠れず午前2時、3時に起きて家の周辺を20~30分くらい徘徊するようになりそうしないと眠れず、それが続くようになった。そして昼間5分、10分と落ち着いて座っていられなくなってしまった。明らかに自分の体がおかしいと感じた。手足がおかしい。特に手の平や足の甲から下がおかしくじっとしていられない。そこで足のツボや手のツボ特に糖尿病関連のツボというところを動画を参考にして刺激した。確かに一時的に効果はあるもののそのこと自体が改善にはならなかった。やはり朝方、目が覚めると徘徊を繰り返すときもあった。病院を替えて大きな総合病院に行っても血糖値は121でHbA1cは6.6で標準値よりすこし高いだけ中性脂肪は418、これは幾分高い程度で、しかしそれほど危険な値ではない。一体何だろうと思っていた。対応した医師も首を傾げた。もちろん自分でもわからない。中性脂肪が高いのは若いころからだったので、それでも放置していたが原因はこれだろうと思いDHA、EPAの豊富な鯖の切り身、缶詰を毎日3食少しずつ食べた。確かに中性脂肪は少しは下がったが一向に気持ちが悪いのは治まらない。じっと座っていられない。なんだろうとネットをさまよっていくうちに行きあたったのが藤川徳美氏の食事療法だった。藤川氏が提唱する栄養療法であった。炭水化物、砂糖を使った甘いもの、そんなものばかりを食べている。そうなるとタンパク質不足、鉄分不足、ビタミン、ミネラル不足で発達障害がおこるということであった。しかしこれは大人も同様であると思った。自分の体調不良はこれだろうと思った。また糖質だけでなく小麦を使った食品を多く食べていることにも気が付いた。うどん、おかし、お好み焼きのたぐいである。ほかに該当することがなくこれだろうと思った。そこで今月の5月2日にプロテインを買ってきて飲みだした。続いて鉄剤、ナイアシンアミド、ビタミンB群、ビタミンC、DHA・EPAと徐々にふやしていき飲んでいる。完全に手足の気持ち悪さが消えたわけではないがそれでもほとんど違和感がなく座っていられるようになった。その間一か月もかかっていない。鉄のフェリチン検査をしたら数値は200を超えていたので自分には鉄は必要ないようだと思い飲んでいない。2週間ぐらいたったころ少し良くなったと思いご飯をお茶碗に一杯だけ食べてみた。ご飯の甘さに驚いた。するとあくる朝てきめんだった。目が覚めるとまたあの徘徊が始まった。やはりこれだった。炭水化物の悪夢が始まったのだ。原因がはっきりした。それから炭水化物、小麦製品は食べなくなり、そして乳製品を極力少なく取っている。体重が今年の初めには90キロ程度あった。この1ケ月で5キロほど減った。

著者は「精神科医は病気を治せない。私はこれまで1人の患者も直したことがない。」と堂々と言う。患者はというと病院へ行けば薬が処方されて病気が治ると思っている。たしかに例えば外科や内科では手術や投薬や適切な療法で多くは改善するかもしれないが精神科では病院で治ることはないという。食生活の改善や運動などをしない限り改善しないとはっきり言っている。このあたりは驚愕のことだった。体の好調や不調のすべてが食生活に影響しているとまで言い切れないかもしれないが、ほぼそうなのだろうと思う。もちろん遺伝も関係しよう。しかし子供は母親の作ったものしか食べない。そしてその食事と同じものを作り子供に食べさす。これが遺伝だろう。以前に自分の妹が婚家で作ったものを見たとき自分の家で自分たちの母親が作ったようなものと全く同じものが食卓に並んでいた。自分の経験した体の不調の原因が自分が食べたものだと最初はわからなかったがこれではっきりしたように思う。

生活習慣を変えるということが何か特別に難しい言葉に聞こえるように思うかもしれない。しかしこれはいたって簡単なことではないかと思う。要は早く眠ることである。ところが朝方まで起きていて何かとてつもなく重要なことをした気分になって眠ったら昼過ぎまで寝ているような人は夜早い時間に寝ることなどできない。昼間に汗が出るような作業がいちばんいい。そんなことをしなくてもちょっとした早朝の散歩でもいい。そして極力、昼間眠らないか、どうしても眠る場合、昼間に眠る時間を少なくすることであろうと思う。きざなことを言うつもりはないけど、人間が何万年も過ごしてきた習慣、昼起きて作業し、暗くなったら寝るという川の流れのような方向に逆らって刺激物を食べ疲れたといえば強壮剤を飲む、そんなことが体にいいはずがない。

3.発達障害の子どもが変わる眠り方

発達障害の子供は大体が睡眠不足だということ。著者のいう睡眠時間は小学生低学年・・10時間以上  小学生高学年・・9時間以上 中学生・・8時間以上 高校生・・8時間以上 大人は8時間以上 これらを見る限りいわゆる寝すぎはないのだろうと思う。注意しなければいけないのは就寝時間は夜10時以前にすることが望ましいということ。よく不登校になるのは長期の夏休み明けとかが多いと聞いたことがある。これは夜はゲームに徹して朝は起きるのが昼前後になっている生活を繰り返してこれから抜け出せなかったということを聞いたことがある。多分そういうことなのだろう。十分な睡眠をとっていないことがうつ、発達障害、パニック障害などすべての原因になっていると著者はいう。

大人になると飲酒は悪影響があると指摘する。これは実は自分にも当てはまる。酒は嫌いではなかったが量は飲めなかった。60歳を過ぎるとやはり少ない量でも翌日はすっきりしなかった。歳が行ってアルコ-ルに対する体力がなくなっていることに気が付いていなかったのではないかと思う。少し前から酒は飲まなくなったので体は楽になった。

 

発達障害は食事でよくなる 溝口 徹 著

1.発達障害とは  神経発達障害 自閉症スペクトラム 臨機応変なことができない。冗談が通じない。表情が読み取れない。こだわりが強い。自分の決まったやり方にこだわる。驚く集中力を発揮するときがある。注意欠陥多動症(ADHD)。注力にかける。衝動性、待つことができない。不注意(ADHD)、忘れ物が多い。発想がユニ-ク。不注意は加齢によって改善しにくい。字の読み書きができない。計算ができない。学習障害について勉強ができないということでない。チック症があっても育て方が間違っているということでない。LD、ASD、ADHDのどれかの1つの範疇に入るということではない。マイナス面ばかりでなくプラス面もある。根本的な解決は栄養学的な解決を目指す。劇的な環境変化で成人していても発達障害に気が付くときもある。勉強ができる人が多い。小中高では生活がパタ-ン化されているので困ることなく過ぎ気が付かない場合がある。発達障害ではなく何らかの精神疾患と診断されることが多い。発達障害は栄養のトラブルである。特に大学生はコロナのこともあり心の病もあり発達障害があるのでないかと考えられる。それと発達障害自体も急増している。

成長に応じた症状の変化  乳幼児期は人より物への興味がつよい。育てにくいと感じる。児童期(小学生まで)座っていられない。対人不審。思春期は同年齢のグル-プに入れない。自己肯定感の低さ。成人期は就労が続かない。子育てができない。成人してから発達障害があったのにこれが現れたら何らかの精神疾患と診断される。違和感や生きづらさを感じる。精神疾患は不安障害、脅迫障害、うつ病、統合失調症と診断され抗うつ剤の投薬をされたりする。しかしこれによってさらに悪循環を生む。さらなる2次障害である。発達障害の子供は栄養障害を持っている。長期間の引きこもりは発達障害が疑われる場合がある。

発達障害の共通事項 血液検査で分かってきたこと 低血糖症であること。この場合は急速に血糖値が上昇しそして一気に血糖値が急降下する。このような場合、発達障害に共通する。農薬の使用率は日本は韓国に次いで多い。母体の栄養状態は胎児に影響している。2型糖尿病、脂質異常、生活習慣病は母体の栄養状態による。現代の母親が栄養不足、精神疾患である。高インスリン血症児が生まれる。特に帝王切開の場合はブドウ糖の点滴をする。これが高インスリン血症児を生む。糖質が発達障害の症状悪化を生む。重要なのは血糖値の乱高下を抑え安定させる。

 

3.発達障害は腸から始まる    小麦と乳製品の問題 小麦のグルテンはふわふわ、もちもち感に含まれる。ところが腸の免疫システムが敵とみなして攻撃する。これが炎症を引き起こす。慢性的疲労感や下痢、頭痛、肌荒れ、アトピ-等を引き起こす。発達障害を引き起こす。麦とつく食品はすべて避ける。腸の炎症をひき起こす。脳に中毒性を引き起こす。全身に毒性物質をためる。麦のプロリンは分解されず小腸に入って粘膜に入って炎症を起こし体内に入ってアレルギ-反応を起こす。プロリンはモルヒネとそっくりである。これによって中毒症状を起こす。これは細胞に毒性物質をため解毒作用を弱める。発達障害の子供は脳の細胞の解毒能力が落ちている。すなわち腸の炎症は脳の炎症をひい起こす。したがって食物は脳に影響する。食生活の改善が重要である。

IgGアレルギ- 食べたものによっては時間がたたないと症状が出ないし、炎症が多岐にわたるためきづきにくい。したがってちゃんと記録をとっておく。対策は血液検査をしておくこと。しかし血液検査は高額なので2週間食べたものを記録して症状が出たものを決定する。例えば小麦製品と乳製品を2週間やめてみる。体調が改善したらそれが原因である。不調は腸から始まり脳をはじめ全身に広がっている。

発達障害の炎症       炎症と体の不調を示すサインである。花粉症は目や鼻の粘膜の炎症のサインである。コルチゾ-ルは炎症を鎮めてくれる副腎皮質ホルモンであるが、人体がコントロ-ルできないので オメガ3系は炎症を鎮めてくれる油がある。てじかなところではDHA、EPAの豊富な青魚に含まれる。今はオメガ3とオメガ6があるが今は脂肪酸はオメガ6ばかりになっている。揚げ物、インスタントラーメンとかコーン油などオメガ6の油ばかり取っている。もう一つはDHAである。これは強力な消炎作用がある。脳はタンパク質が40%、油が60%さらに、この油の内訳はコレステロ-ルが50%でリン皮質が25%でDHAが25%である。コレステロ-ルが不足がするとうつ状態、衝動性になる。血液脳関門(血液から組織への物質の移行を制限する仕組み。 通常生体内で,物質は組織と循環血液との間を物理的化学的な法則の下,自由に移行(取り込み,排出)している。 一方,組織への血液中からの物質の移行は,厳密に制限されている。 これを血液脳関門という)を通過できるのはDHAだけである。DHAは脳と網膜に取り込まれ改善していく。非常に重要な栄養素である。他の効果としては抗炎症作用、抗アレルギ-作用、学習作用、乳がん、肺がん、血中脂質低下作用、血中のコレステロ-ルの低下作用、網膜反射の改善、血圧降下作用、抗血栓作用(血症板凝固低下)、細胞内のグルタチオン(重金属、環境ホルモン、農薬を解毒作用がある)の濃度を上げる。このデトックス機能を高めるのが亜鉛である。発達障害においても亜鉛が必要である。SOD(体の錆を抑える、活性酸素を抑える)作用がある。発達障害に特に必要である。注意するのはDHAを単体でとること。食品でとってもDHAは非常に低くい、またEPAと一緒になったものがサプリメントとして売られているのでDHAの成分が多いものがよい。DHAは目の網膜、精液、母乳に多い。

5.症状別栄養アプロ-チ1    該当が数個あれば発達障害

低血糖タイプ  睡眠 ①寝る前に何かを食べる ②途中で起きる ③悪夢をみる ④はぎしりをする ⑤朝起きても疲れている ⑥日中に眠気を感じる

衝動性・きれる ①切れやすい・怒りっぽい ②おなかがすくとイライラしがち ③甘いものを食べたらおさまる ④はぎしりをする ⑤午後にいらいらする 糖の代謝でビタミンB群の不足 対策としては血糖値の大きな変動を作らないこと、上手に捕食すること、慣れてきたら筋トレをする 食事は肉、野菜から食べてご飯はさいごにする   必要なのはココナッツオイル、ビタミンB、ナイアシン

 

以下はビタミンB群の不足 

不安・ネガチィブ 学校・職場から帰ると延々と不満をいう ②どうせ自分なんてという自己否定感がある人 ③新しい場所、場面を怖がる ④その場面でもないのに不安が繰り返し起きる ⑤物事をポジティブにとらえられない ⑥抑うつ感がある、うつ病といわれたことがある

不注意 ①忘れ物が多い ②ルーチンが身につかない ③整理整頓ができない ④ゲーム・読書など特定のものに集中する ⑤冷たいといわれる ⑥混雑した道を歩くと人にぶつかる ⑦車の免許試験で良く減点される

こだわり・敏感さ  ①決まった道しか歩かない ②時間できっちり決めている ③決まったパタ-ンが壊されるといやがる ④同じ食べ物を食べ続ける ⑤明るいところが苦手 ⑥飛行機・サイレンの音が苦手 ⑦触覚が敏感 くすぐったがり

対 策 ビタミンBを早く消費されないようにすること 動物性んぱく質をとること

 

6.症状別栄養アプロ-チ2

①消化管不良タイプ ②便秘や下痢が多い ③乳製品を好んで食べる ④蕁麻疹が多い ⑤花粉症・アトピ-性皮膚炎 ⑥ジャンクフ-ド・スナック菓子をよく食べる  このような項目が1つでも当てはまる人グルテン(小麦粉に水を加えてこねることでできる成分のこと)カゼイン(牛乳に含まれるタンパク質の一種)を控えること飲酒を控える、暴飲暴食をしない。

1週間に1回は腸を休ませるために12時間の絶食(別に困難なことでなく朝食を抜くだけでいい)をすること(水はOK)ただし低血糖の人はやらない

対策:グルタミン(健康維持に欠かせないアミノ酸)を摂取すること。ビタミンA,Dがいい。乳酸菌やビフィズス菌(ヨーグルトはダメで発酵食品から摂取する)

ナイアシン不足タイプ

①チック症候(自分の意志とは関係なく身体の一部が動く)②吃音がある③環境変化やストレスでチックや吃音がひどくなる。  チックは親が「やめろ」といってもやめられるものではないので「やめろ」と言ってはいけない。

対策:嫌だなと思う人とは距離を置く。会わない。気分が良くなるものを置く。

必要なものは ナイアシン、ナイアシンアミド、ビタミンB群

鉄不足タイプの場合

①運動神経 歩き方がぎこちない マット運動・飛び箱が苦手

②多動 いつも体をゆすったり動かしたりしている ペンや鉛筆を動かし続ける 体勢を維持できない

③対策 ヘム鉄(動物性たんぱく質で肉類をとる)を積極的にとる。一緒にビタミンB群とアミノ酸もとる。(アミノ酸キレ-ト鉄でないのは藤川徳美氏の意見と違う) 

 

7症状別栄養アプロ-チ3

DHAが不足しているタイプ 

Ⅰ人間関係・コミュニケ-ション

①同世代との人間関係が苦手 ②大勢の飲み会、井戸端会議は苦手 ③疎外感を感じる ④いじめにあっている ⑤友達がいないかは少数 ⑥口論になることが多い ⑦自分のことがわかってもらえない

Ⅱ学習に ついて

①テストの点が平均以下が多い ②漢字が苦手 ③算数の計算ケアレスミスが多い ④文章題が苦手 ⑤黒板の内容をノートに写せない ⑥図画工作は独創的 ⑦音楽は得意

Ⅲ言語について

①年齢に応じた会話ができない ②その場に応じた会話ができない ③伝えたい言葉にならない ④チャットやメールは比較的楽にできる ⑤質問に対して的外れな答えをする

総じてインプットはできるがアウトプットができない、が栄養状態が良くなると求められる説明ができるようになり会話もできるようになる。積極的にDHAをとっていくようにする。

体内に炎症があれば先に炎症を鎮めるためにDHAが使われるので先に炎症を鎮めていくおくことが重要。

必要なのはDHA、亜鉛、グルタミン、グリシン、ビタミンD (絶対にヨーグルトからとってはいけないので発酵食品からとる)

 

8.改善に役立つ5つのポイント1

糖質制限をすればいいということでなく糖質コントロ-ルで血糖値を安定させること。すなわち食事ををしても血糖値が緩やかにあがり緩やかに下がることが重要。1日3食にこだわらない。少量を食べ1日5食にしてもいい。発達障害の人は糖新生(脂質やアミノ酸など糖質以外の物質からグルコースを合成する代謝経路。 肝臓や腎臓で行われる )がうまく行われていない。そのような人はビタミンB群が不足している。このような人は朝、夕方、夜に低血糖になって非常に疲れている。このような人は少量の糖質を時間をかけてゆっくり食べる。チョコ1かけら、飴1個を口の中でゆっくり溶かして食べること。または夜寝る前に少量の卵やナッツを食べる。人工甘味料の入った甘いもの、ゼロカロリ-のものは絶対に摂ってはいけない。理由は腸内環境を乱すからである。ビタミンB群が必要である。現代人のほとんどはビタミンB群が不足している。アルコ-ルは厳禁である。薬の服用やストレスでビタミンB群が不足する。発達障害の人はビタミンB群が圧倒的に不足している。腸内環境が悪い人はビタミンB群を作ることができない。糖質制限をしてもビタミンB群がなければ発達障害の改善にはならないので前もってビタミンB群は補充しておくこと。

タンパク質と脂質をしっかりとっておくこと。また発達障害の人は脳の回転が高回転であるので栄養が満たされていないとうまく働かない。タンパク質は肉、魚、卵から取る。毎日同じものを食べない。 脂質は良質な油からとる。

9.改善に役立つ5つのポイント2

小麦・乳製品を避ける。  グルテン(小麦粉に水を加えてこねることでできる成分のこと)カゼイン(牛乳に含まれるタンパク質の一種)を摂取しない。小麦や麦とつく食品は避ける。麺類は避ける。パン、ピザ、シリアルなど小麦入っているもの、お菓子類は避ける。乳製品、牛乳、チーズ、ヨーグルトなどがNG。例外的にバタ-のなかでギ-バタ-(カゼインを除去したもの)はOK。バタ-コヒ-など。こうなると食べるもがなくなってしまいそうだがそんなことはない。

大好物の中に心身不調の原因になるものが多い

2週間小麦・乳製品を避ければ心身の改善がみられるはずである。

腸内環境を整える 善玉菌を増やし悪玉菌を減らす。発酵食品から摂取する。また食物繊維から摂取する。野菜から食物繊維をとるが十分でないからサプリメントからとる。またラクトフェリン(乳+鉄の意味)は食事からとれない。ラクトフェリンは善玉菌を増やし悪玉菌を減らす。ラクトフェリンは漬物にも含まれるが自家製のものの方がいい。腸の粘膜を強化するのはビタミンDが必要。ビタミンDは直射日光を浴びることが必要。小魚の内臓に含まれるので小魚は丸ごと食べる。

10..改善に役立つ5つのポイント3

脳にいい油をとる。糖質からとるのでなく脂質からとる。必要なのは中鎖脂肪酸でありココナッツオイル、MCTオイル(中鎖脂肪酸100%の油のことをMCT(Medium ChainTriglyceride)という。 MCTは、一般的な油よりもすばやく消化・吸収され、すぐにエネルギーになりやすい)にある。短時間でケトン体になる。抗菌作用がある。カンジダ菌(発達障害、自閉症の人が多い)に有効に作用する。発達障害の人にはオメガ3系の油(DHA)がいい。

 

運動と休息を取り入れる 体調が良くなれば筋トレを行う。食事をした直後に15~20分の散歩をする。40分の作業で20分の休憩をする。40+20=60分のセットで行う。20分の休憩が重要でこれはビタミンB群の大量消費を防ぐことである。

 

終わりに

発達障害の人は生きていると実感がない。医師の問題は発達障害は二次的障害と診断される可能性がある。間違った薬を与えられると発達障害は改善しない。発達障害は日本の医学界は権威ある学会で認めなければ治療はいかがわしいものとなってしまう。

 

 

 

プロテインとガン

ガンになると体重が減少する。進行がんでは短期間では5キロ体重が減少する場合がある。ガンになると体の炎症が起きる。代謝への影響が起きる。いわゆるガンに栄養を取られる。このようなことから体重が減る。体重が減るとガンの治療がうまくいかない。体重減少のためには食事の改善でタンパク質、ビタミン、ミネラルをとる。運動する。プロテインはホエイプロテインがいい。飲むときは運動の直後がいい。朝食時に飲むこと。

ガンが早く進行を早める食事。体内を賛成に変えるもの。

発がん性の食べ物は加工肉(ハム、ソーセ-ジ)

乳製品でガンが進行するのか ・・・糖質の高いものはガンを進行させる。

ガンは酸性体質を好むかについては腎臓の処理能力によるので一概に言えない。 

 

 

発達障害に薬はいらない

発達障害に薬はいらない

1.発達障害とは

食事と生活での脳の神経細胞のダメ-ジと精神面の発達障害がある。イライラする。じっとできない、怖がる、ふにゃふにゃで体幹がない、体の軸がない。分類はあいまい。体のダメ-ジが精神面につながっている。優れている部分もあるが劣っている部分もある。チェックリストにいくつか当てはまることになれば安易に発達障害と診断されやすい。したがって発達障害と安易に診断される子供は急増している。このような子供は寝ない、寝つきが悪い、音に敏感、チック症候群がある、体幹がしっかりしていない、蕁麻疹、鼻炎、筋力や体力がない、運動機能障害がある。

2.メチレーション回路

メチレーション回路とは代謝回路の一つである。代謝とは生命維持活動に必須なエネルギーの獲得や,成長に必要な有機材料を合成するために生体内で起るすべての生命維持のための生化学反応をいう。発達障害の子供はメチレーション回路が阻害されている。

メチレーション回路。これらの5回路が歯車でつながって1つの経路のようになっている。1つが働かなくなると他の歯車もうまく回らない。

神経物質回路ではセロトニン不足でいらいらする、怖がり、睡眠不足、パニックになりドーパミンが多量になると多動、騒ぐ、ドーパミンが不足すると脳の誤作動、集中力低下、眠い、やる気がないということが起こる。代謝障害でおこる症状では勉強に集中できない、感情のコントロ-ルができない、感染症にかかりやすい、知覚や感覚の障害、運動能力の低下になる。

発達障害は脳の障害だけでなく体全体の障害であるがその本質は代謝障害である。

代謝障害を改善するには多くの酵素が必要になる。

 

3.酵素と代謝食事

「酵素」とは、主にたんぱく質で構成されており、人間や動物、植物などすべての生き物が生きていくうえで必要な、消化・吸収・代謝などの化学反応を促進するものです。私たちの体の中にはおよそ5000種類の酵素があるといわれているが、各酵素は一つの働きのみをするスペシャリストであり、大きく「消化酵素」と「代謝酵素」に分けられます。メチレーション回路では葉酸(生の葉野菜に含まれる)が大事でこれをメチル化するにはたくさんの酵素が必要である。酵素が働くにはビタミンやミネラルが必要になる。ビタミンやミネラルが入ってない食事というのは糖質中心の食事になっている。動物性のたんぱく質が中心の食事をすることが重要。まず偏食、甘いもの、麺類など炭水化物中心の食事を止める。体の炎症がある、またストレスがあるとうまくビタミン、ミネラルが回らない。べん、尿、肝臓のトラブルがないかを見直す。炎症の原因になっている食品をとらない。糖質の食品や化学物質の入っている食品を1ケ月やめる。そうすれば体が改善する。小麦、乳製品は良くない。サプリメントよりも自然な食品をとること。発達障害は適切な対策をしていれば改善する。胎生期も発達障害には影響がある。

4.炎症を止める1.

遺伝子のスイッチのオンとオフ。環境によって遺伝子の現れ方が違う。遺伝子が同じであっても環境によって現れ方が違う。

代謝を阻害する4要因 1.炎症 2.有害物質 3.栄養不足 4.ストレス

1.炎症を止める1 皮膚、粘膜に炎症があるとアトピ-、蕁麻疹が出る。脳に出ると脳のグリア細胞が信号を送る。自閉症の子供は生後すぐからこの症状があることがある。母体に有害物質があると子供に炎症が出やすい。 炎症を起こさない、炎症を鎮める。すなわちそのような子供の食事が大事。母親の食事は子供の食事に影響する。脳の炎症はきずきにくい。

2.腸の炎症  食べ物から腸の炎症が起きる。超粘膜が炎症が起きると有害物を腸が吸収してしまう。そうすると脳にまで炎症が起きる。脳に炎症が起きると腸に炎症を起こす。食品が炎症を起こす場合は精白砂糖、小麦製品、乳製品がある。特に小麦製品のグルテンのグリアジンは腸の粘膜を壊す。現在の小麦は品種改良で昔の小麦でない。これは人の消化酵素で消化できない。胃の中の消化できないものは人体の中に入っていく。これは人体の組織と構造が似ているため人体はこれを敵とみなして人体自信を攻撃する。それが自閉症や多動症となって現れる。特にパンは甘味料、添加物が多くもっとも注意が必要。牛乳もそうであり今は、高温で加熱されタンパク質が変質されており体内のカルシュウムが排出される。さらにビタミン、ミネラルが排出される。市販の牛乳は見た目をよくするため細かく砕いた脂肪球が入っている。トランス脂肪酸を作っている。今の牛乳は集中力の欠如、炎症をひきおこしやすい、多動の原因になる。体に良いということを信じて飲む、子供に飲ませるのは非常に危険であり症状を悪化させる。小麦製品は一時の快感から中毒症状を起こしている。特にパンなどの小麦製品は止められない人が多い。一時のうまいという快感がある。母親からやめることができれば子供は止められる。実際にはこれが一番むつかしい。3週間、2週間でもいいから小麦製品、乳製品を止めることができれば改善できる。

6.有害物質を避ける1  砂糖、人工甘味料、農薬、殺虫剤、超カビなどがあるが完全に除去することは不可能。食事の記録をしておくこと。砂糖はタンパク質と結合すると酵素の働きが阻害される。血糖値の乱高下が起きる。自律神経が乱れる。ウィルスやカビが入ってくる。インスリンが出まくると炎症を送す。ストレスで炎症が起こる。人工甘味料は砂糖よりも有害。加糖ブドウ糖液は遺伝子組み換えのトウモロコシから作られている。砂糖の行っているものは厳禁。有害金属はミネラルの代わりに酵素に結合する。

7.有害物質を避ける2  遺伝子組み換え食品、除草剤。遺伝子組み換え食品は作物のたんぱく質構造が違うので体の免疫が攻撃し自身の体まで攻撃する。トウモロコシ、綿、パパイヤ、ジャガイモなどがある。遺伝子組み換えでないものを買う。外食を減らす。信頼できる業者のものを買う。遺伝子組み換え食品は除草剤に耐性があるものである。これらはしたがって腸の免疫システムを壊す。1990年以降の農薬はネオニコチネイド系(タバコ等に含まれるニコチンに良く似た構造を持っている殺虫剤の総称で、新規開発から間もない、比較的新しいタイプの農薬)である。

たくさんある着色料、発色剤をできるだけ避ける。化学調味料の使われているのはスナック菓子、レトルト食品、インスタントラーメン。極力避ける。これらは炎症、神経毒、しびれ、吐き気、眠気などたくさんの障害を起こす。

危険なことはこれらの着色料、発色剤、化学調味料の使われている食事をしているとこれらの使われていない食事では物足りなさを感じる。

8.栄養不足を改善する   阻害要因を排除しないと栄養素が効かない。自然で消化しやすいものをとる。加工品を食べない。ハム、ウィンナ-、加工品をとらない。肉、卵など加工していないものを食べる。発酵食品を食べる。7割の自閉症スペクトラムの人は偏食である。食感が過敏。飲み込まずくのなかで食べ物がある。炭水化物だけを食べている。野菜、肉、魚を食べない。

発達障害に効果のあるサプリメント 

メラトニン*** 睡眠促進剤

カルニチン*** ミトコンドリアの働きを助ける

NAC(N)

9.ストレスを避ける    ストレスを避ける生活をする。強い精神的なストレスがかかると常に不安、緊張になると様々な障害が出る。消化が良くできない。酸素が行き渡らない。体が消耗する。血流が悪くなる。多くのホルモンが分泌され消化される。副交感神経に異常を与える。表情がなくなったり、過敏になったりする。強いストレスについては両親の不仲やいじめ、受験期のストレスがあったりするとかなりのダメ-ジがある。大学生になったときや社会人になったときに発達障害があらわれるときがある。対策としては易しく脳を刺激する。脳のダメ-ジを受けた神経は回復し発達していくので修復に必要な栄養を与える。発達障害の障害が出て何年たっても遅すぎることはない。対策の一つはアイウベ体操でア イ ウ ベ と口で発音していく。もう一つは周りの精神的な見守りで寄り添うこと。親や周囲の大人が現状にしっかり向き合って話を聞いたりすること。苦しいときは逃げてもいいと教えること。発達障害の子供とはインフルエンザに罹ったときに数学の公式を理解できるかという状態のこと。さらに柔軟性である。親が冷静になり、大きく構え原因を探ったり、対策を探す。親子のスキンシップやコミュニケ-ションが大事。個人差があることを認識すること。

10.食事と生活の大事なポイント    薬はセロトニンの代謝をブロックする。長期薬を飲んでいるとやめたとき数年後障害が出てくる時がある。できるだけ薬は飲まない。妊娠中の母体が何よりも重要。子供の好き嫌いは味覚障害がある。味覚障害を悪化させるものはミネラル不足、加工食品の取りすぎ、体の炎症、小麦製品の取りすぎ、小麦や砂糖には中毒性がある。おかし、ジュ-ス、パン、菓子パンは中毒性がある。クッキ-タイプの栄養補助食品は裏の成分表示を見ると必ず小麦、砂糖、グルテンが入っているのでこれは危ない。これが発達障害に影響する。栄養補助食品のキャッチコピ-に惑わされないこと。食事は出し物をとる、細かく刻む。食事改善は家族全員で同じものをとる。子供に体調不良があるということは家族に体調不良があるということになる。添加物や揚げ物を減らす。ビタミン、ミネラルをとる。発達障害の人間は本人もつらかったと思うこと。良質な食事を与えていなかったということ。記録も大切。これを食べたらこんな症状だったということを記録すること 記憶だけだと不正確、記憶は自分の都合の良いように書き換えられる。

11.発達障害の成り立ちとメカニズム  妊娠中は発達障害のリスクが高い。脳の発達は遺伝子によって決まっている。大脳は右脳と左脳があり二つは脳梁でつながっている。脳の発育は下から上に発達成長していく。受精後26週で成長する。脳の成長は生まれてからも続く。1歳で一生の脳の形ができる。3歳で3倍になる。6歳で90%できる。12歳で大人の脳になる。

12.右脳と左脳の障害の特徴 

右脳機能の障害 右脳がダメ-ジを受けたとき

自己免疫の疾患、アレルギ-喘息、慢性的植毛過敏症、リーキ-ガット(腸壁バリアが壊れて隙間ができ、腸内にあるべき細菌や食物成分が身体の中に入ってしまう現象で、身体のさまざまな不調)

自分の体が感じられないような状況になる  筋力の張力が弱い、姿勢を保つ筋力が弱い、連携のとれた動きができず奇妙な歩行をする、バランスを崩しやすい。

対人関係のトラブル 社交スキルの低下で状況にそぐわないことをいう。人の顔や人そのものを覚えられない。味覚が弱い。1か所を見たり

創作力が低下  非言語的コミュニケ-ションが苦手。読むことができても文章の意味が分からない。味覚が弱い。1か所を見たり人と目を合わすことができない。

起こりやすい障害 ADHD、アスペルガ-、強迫性障害、犯行挑発性障害、広汎性発達障害、協調運動発達障害、チック

左脳機能の障害 左脳がダメ-ジを受けたとき

免疫防御の低下。体内に細菌やウイルスが増えやすい。副鼻腔や肺機能が侵されやすい。不整脈も起きやすい。物事を順番にすることが難しい。手先が不器用。ルールのあるスポ-ツが苦手。ダンス、スポ-ツが苦手、自分が表現できない。他人から自分が見られるのが気になる。自分が表現できないので罪悪感を持ちやすい。記憶力に問題が生じる。 摂食障害、失読症、言語障害、読書障害、場面寡黙症

母親が炎症を起こしていたら胎児も影響を受けている。一歳までの頭が大きいこともある。しかしダメ-ジを受けた脳は回復する。脳は何歳になっても回復することができる。

必要なことは原因となっていることを除去する。再生するための栄養や原材料を補給する。ダメ-ジを受けているところに刺激を与える。

 

再掲

酵素が働くにはビタミンやミネラルが必要になる。ビタミンやミネラルが入ってない食事というのは糖質中心の食事になっている。動物性のたんぱく質が中心の食事をすることが重要。まず偏食、甘いもの、麺類など炭水化物中心の食事を止める。体の炎症がある、またストレスがあるとうまくビタミン、ミネラルが回らない。べん、尿、肝臓のトラブルがないかを見直す。炎症の原因になっている食品をとらない。糖質の食品や化学物質の入っている食品を1ケ月やめる。そうすれば体が改善する。小麦、乳製品は良くない。サプリメントよりも自然な食品をとること。発達障害は適切な対策をしていれば改善する。胎生期も発達障害には影響がある。

ナイアシンアミドについて

ナイアシンアミドとはビタミンB3と呼ばれているビタミンの一種でニコチン酸アミドとも呼ばれている。上のナイアシンアミドはアマゾンで買ったもので買ったときは送料込みで1450円でした。 魚、肉、豆、穀物などの食べ物に含まれている成分で、医薬部外品の有効成分として認められている。ナイアシンアミドは身体の中ではほとんど作られない。体内の脂肪や糖分の代謝に深く関る栄養素でナイアシンには、様々な症状への有効性が期待され、臨床でも使用され始めている。

ナイアシンはニコチンアミドとニコチン酸の総称。 ニコチン酸はビタミンの一種で、体の酸化還元反応にかかわっています。また、皮膚や粘膜を正常にたもつ働きや、血行をよくする作用がある。欠乏症としてペラグラ(日光皮膚炎、吐き気、下痢、不眠)という病気があり、「抗ペラグラ因子ビタミン」とも呼ばれる。ニコチン酸の不足によるペラグラをはじめ、皮膚炎や湿疹、口内炎などに用いると効果的である。そのほか、血流改善効果を狙って、しもやけや手足の冷え症状、耳鳴、肩こりなどに用いることがある。ニコチン酸を多く含む食品には、肉類、レバー、豆類などなどがある。ニコチン酸アミド(ナイアシンアミド)として通常成人1日25~200mgを経口服用する。なお、年齢、症状により適宜増減する。体の代謝では半分以上がナイアシンが作用している。

左がニコチン酸、右がニコチンアミド。両者は容易に変換できる。両者はほとんど構造が同じ、ベンゼン環についているニコチン酸の-OHのフェニル基が ニコチン酸アミドではアミノ基-NH2になっているだけ。

画像

ナイアシンを十分に摂取することで、以下のような健康・美容への効果が期待できます。

<健康面>
・糖質、脂質、たんぱく質の代謝を促す
・アルコールの代謝を促す
・皮膚や粘膜を健康に保つ
・メンタルを良好に保つ

<美容面>
・肌の代謝を促す
・セラミド(細胞どうしや水分をつなぎとめているのが、肌の必須成分)の生成を促し、うるおいをアップする

・コラーゲンの合成を促し、ハリのある肌に導く

◼️ナイアシンが不足すると体の不調にもつながる
ナイアシンの1日の摂取目安量は、成人男性で15㎎NE程度、成人女性で12㎎NE程度です
ナイアシンは健康や美容の維持に必要な栄養素のため、摂取量が不足すると、以下のような症状が起こることも……。

・発疹などの皮膚症状
・口舌炎
・下痢や便秘
神経障害
・食欲不振
不眠
イライラ  など

ナイアシン不足による不調を防ぐためにも、ナイアシンを多く含んでいるカツオ・マグロ・鶏むね肉・鶏ささみ・レバー・しいたけ・ナッツ類・穀類などの食材を積極的に摂取する。「自炊はあまりしない」「食べ物の好き嫌いが多い」などという人の場合は、サプリメントで摂取する。

ウツ、統合失調症などナイアシンの効果は統合失調の幻覚や妄想が改善することが報告されている。2週間から4週間で改善することもあった。判断力のアップがあるようだ。統合失調症はナイアシン欠乏症という人もいる。人によっては3年ぐらいかかる場合もある。

 

 

すべての不調は自分で治せる 藤川徳美著

1.著者の紹介

著者は広島の精神科医。気分がすぐれない、やる気が出ない患者が多い。ウツ、パニック障害の患者が多い。慢性疾患の患者が多い。ADHD、リュウマチ、アトピ-、神経難病、ガン、糖尿病などの患者が多い。あらゆる慢性疾患は分子栄養学で治せる。栄養を重視しない医師が多い。栄養を勉強している一般人の方が優れている。三石理論(分子栄養学)、オーソモレキュラ-(ギリシャ語で「正しい」を意味するオーソ(Ortho)」と、「分子」を意味する「モレキュラー(Molecular)」を組み合わせたもの。ビタミンやミネラル等の栄養素を正しく取り入れることで、病気の予防や治療を行う医療)。バランスがいい食事というのは実は栄養不足であるということ。質的栄養失調になっている。糖質過多、たんぱく質不足、脂肪酸不足、ビタミン不足になって自分で病気になっている。もっとも必要な栄養は炭水化物ではない。タンパク質とミネラル、ビタミンの絶対量をとることが重要。この絶対量とはその人が摂取できるMaxの量。

2.たんぱく質をとる(1)

タンパク質が最重要な栄養素。DNAにはたんぱく質の作り方が書いてある。代謝とはアミノ酸からタンパク質を作っては壊す過程のこと。タンパク質がたくさんあれば病気が改善していく。たんぱく質が十分でないため不調が起きる。したがってタンパク質がたくさん摂取されて代謝が機能すれば病気は改善する。これが自然治癒力。たんぱく質の必要量は体重×0.1%である。したがって50キロの人であれば50gである。それ以上摂取しても体外に排出される。しかし最初は慣れていない人は最初は10g程度でよく徐々に増やしていけばよい。プロテインはソイとホエイがあるがホエイが効果がある。さらにホエイには2種類ありWPC(乳頭あり)とWPI(乳頭なし)がある。女性はやや飲みにくい人が多い。その人は1日5gでもいいので2~3月は続けて飲んでいく。プロテインを飲んでいれば薬の効きがよくなる。さらに鉄剤などが飲めるようになる。元気になる。疲れにくくなる。著者によると精神的に不調で休職した人がすべて例外なく復職したという。

3.たんぱく質をとる(2)

タンパク質をとっても改善しない場合

(1)規定量のプロテインを飲んでいない。

(2)糖質制限がされていない。パン、ごはんを食べない。甘いものをたべている。これでは改善しない。 肉、魚、卵を食べる。

(3)病気の期間が長い人は時間が長い。10年薬を飲んでいる人はプロテインを飲んでも2年はかかる。

(4)高齢者はプロテインを飲んでも時間がかかる。細胞の変わるのは20歳ぐらいの子でも1回の細胞が変わるのは1か月、それが3回必要なので3ケ月かかる。50歳では1回が100日で3回だから1年はかかる。70歳の人は1回が200日なので3回は600日、すると2年はかかる。

どれも糖質制限が必要である。また季節の変わり目に弱い。心理的に脆弱。こんな人はタンパク質が必要。タンパク質過剰の人はいない。普通の人はたんぱく質不足になる。妊娠中、授乳中はタンパク質、鉄分は必要。プロテインが摂取できなければゆで卵を5個食べること。タンパク質の目安は(BUNが8.0~20.0mg/dL タンパク質が代謝されると最終的に尿素となって腎臓から排泄される。この尿素中に含まれる窒素の量が尿素窒素です。尿素の中の窒素は一定なので、血液中の尿素窒素が増えるということは代謝されたタンパク質の量が増えた、すなわち沢山のタンパク質を食べた、あるいは腎臓から尿素の排泄が悪くなったかのどちらかとになる。通常ではクレアチニンと併せて腎臓の機能の指標。)

BUNが10以下 最もタンパク質が不足している。

BUN 10~15 規定量が不足。改善まで数年かかる。

BUN 15~20 プロテインがまだ必要。(藤川氏が必要とする基準で20以上が必要としている)

BUNとクレアチニンの両方が高い場合、腎臓障害の疑いがある。BUNとクレアチニンの両方が低い場合、肝機能障害の疑いがある。

4.鉄分をとる

うつ、パニック障害は鉄不足が多い。フェリチンは肝細胞を中心に全身にある。鉄と結合しているタンパク質でヘモグロビンは血液の中で活動している鉄でフェリチンは貯蔵されている鉄である。フェリチンが欠乏しても欠乏症状がでる。特に女性でイライラする、元気が出ない、頭痛、冷え性などの不定愁訴は鉄不足であることが多い。月経前のPMS症候群はフェリチン不足である。フェリチンは100以上あればいいとされる。日本女性の20歳から49歳の場合フェリチン値は30以下が70%、100以上あるのは20歳代で0%、30歳から40歳代で0.3~1.9%である。フェリチン値が上がらない人は高たんぱく、抵糖質の食事の徹底が必要である。鉄はキレ-ト鉄がいい。海外では鉄不足になっていないのは鉄分の多い肉を食べている。ほうれん草、プル-ンなどに含まれる鉄は非ヘム鉄(植物性のでありこれは大変、吸収効率が悪い。鉄をとる場合はビタミンCを一緒に飲む。鉄をとるときにはビタミンEは鉄を阻害する。

5.ATPを増やす

ATP(アデノシン三リン酸)エネルギーの運搬、貯蔵、供給をする役目をする。ATPが不足すると慢性疾患になる。ATPではグルコ-スと脂肪酸が必要である。グルコ-スは細胞に入ってピルビン酸を作る。そしていろんなビタミンを消費していくが作られるATPが非常に少ない。脂肪酸はダイレクトにATPをたくさん作る。甘いものがやめられないのは意思が弱いからでなく体がグルコ-スが欲しがる。しかしグルコ-スから作られるATPは僅かなのでさらに体がグルコ-スの甘いものをほしがるからである。したがって脂肪酸から作られるATPの方が効率的である。これをケトン体代謝という。このケトン体代謝になると甘いものが欲しくなくなる。そのためには脂肪酸の油(肉、卵、チーズ、バタ-、ラード)をとることが必要となる。

6.メガビタミンをとる

たくさんのビタミンをとることが必要。普通の食事では糖質が多すぎる。糖質は栄養素ではない。糖質はビタミン、ミネラルを大量に消費してしまう。人が必要とするビタミンは先天的に決まっている。ビタミンの代謝は個体差がある。ガンの家系とか糖尿病の家系とかいうのは先天的リスクがあるのではなくて先天的に必要とするビタミンが不足しているからである。糖尿病の遺伝子とかガンの遺伝子があるということではない。ミネラルは必要量とっていればいい。しかしビタミンは人によってとる量が違う。ビタミンの必要な状況は加齢、心理状態、ストレス、食事内容、服薬、合併症では後天的に必要となる。

まず必要なのは高タンパク質で低糖な食事。そして1日に必要な量は鉄(100mg)、ビタミンB(100~300mg),C(3000~9000mg),E(400~800IU)

はじめ方 男(15歳以上)プロテイン、ビタミンB(100~300mg),C(3000~9000mg),E(400~800IU) ほとんどの男性は鉄が必要でない。

女(15歳以上)プロテイン(5g×3)、プロテインが飲めるようになったら鉄、ビタミンB(100~300mg),C(3000~9000mg),E(400~800IU)

7.日本の医師は栄養を知らない

論文の99%がスポンサーがメガファーマ-(大手の製薬会社である)。研究者やスポンサーにとって都合の良いことだけが発表される。ビタミンは危険であるという論文が多い。しかし実態的な研究の裏付けがないものが多い。臨床の裏付けの無いものは信用できるわけがない。科学的治療理論のあるものは信用できる。血液検査だけで判断してはいけない。患者の動き、反応、言葉などの状態を判断しなければいけない。臨床なしに判断する医師が多い。臨床での患者の状態がすべてを表している。臨床と論文との乖離が多いのに論文を信用することが多い。信用できる論文は1%程度しかない。論文を書く研究費を調達するために論文を書いている。

8.日本の課題

医学部では栄養を教えない。理由は先進国では栄養失調などありえないということになっている。薬の臨床試験はゆがめられている。研究結果を製薬会社がゆがめている。特に向精神薬はメガファ-マ-の影響下にある。日本のサプリメントは非常に高い。ソイプロテインの取りすぎは甲状腺に影響がある。サプリメントではキレ-ト鉄がいい。ヘム鉄では効果が弱い。21世紀の勉強法は一般人の方が医師よりも詳しい。重要なネット情報は必ずチェックする。

すべての病気は食事療法で治る 概略

医師 藤川徳美氏の栄養療法について


糖質制限について まず砂糖を止める。男性の場合は3日でケトン代謝になる。野菜ジュ-スなども止める。水分は水、お茶、ブラックコーヒ―だけにする。米・小麦を止める。イモなど根菜類もやめる。女性なら糖質は少しならとってもいい。脳にはブドウ糖がいいというのは大嘘である。昼過ぎには食事をとると眠くなるというのは糖質をとるからである。たまには糖質をとってもいいが先にプロテインを飲んでおくといい。そうすれば血糖値が上がりにくい。まずプロテインから始める。糖質はガンの餌になる。すべての慢性疾患の原因糖質過多たんぱく質不足脂肪酸不足ビタミン不足ミネラル不足である。女性の場合は生理のある女性はすべて鉄不足である。鉄不足の場合はサプリメントからとるしかない。しかし鉄不足であってもたんぱく質がなければ鉄剤はむかむかして鉄剤は飲めない。だから2週間ぐらい前からプロテインを先に飲んでもらう。プロテインを先に飲んでおくと薬の効きが全く違う。プロテインは1日2回ぐらい飲む。回数が多い方がいい。1日のトータルは40グラム程度でいい。それより少なくてもいい。プロテインはソイとホエイがあるがホエイがはるかにいい。プロテインはホエイの方がはるかに優れている。ホエイはバランスよくアミノ酸が含まれている。

 統合失調症の場合は幻覚・反社行動の人は薬が必要だが栄養療法を併用すれば改善する可能性はある。ウツとかパニック、不安障害、脅迫障害の人は栄養状態が改善すればよくなる。まず栄養状態がよくなれば薬が必要でなくなる。糖質制限をすれば糖尿病はよくなる。血液検査をすればだいたい把握できる。鉄不足があれば鉄剤を出す。また全員プロテインを飲んでもらう。ウツ、統合失調症、パニックの人はナイアシンアミドが必要である。高血圧、こむら返り、筋肉の痙攣はマグネシウムを出す。病気の発症は遺伝子による場合が多い。酵素の代謝の問題である。それはタンパク質である。例えば胃がんはビタミンA不足である。胃がんの家系の人はビタミンAを多くとっても体で使ってしまうので常に不足している。鉄分のフェリチンは測定数値が必要なので必ず測っておくこと。子供の注意欠陥、ADHDに関してはこの栄養療法で劇的に改善する。注意欠陥、ADHDの子供は多動でじっとしていられない。そして体幹がぐにゃぐにゃである。ところが鉄分、たんぱく質の足りている子は実におとなしくじっとしていられるのである。すなわち多動、行動障害、ADHD、発達障害の子は鉄、たんぱく質不足になっていることに気が付いた。そこで子供の血液検査を依頼してみると見事に鉄、たんぱく質不足になっている。原因は子供の母親は糖質ばっかり食べている。したがってその子供も糖質ばっかり食べているのである。料理も糖質ばかりの料理である。このような場合、

糖質制限とプロテイン鉄剤(大人はカプセルの鉄剤、子供は水薬の鉄剤)で3ケ月で改善する。それとナイアシンアミドが必要である。ナイアシンアミドは精神が安定する。1年もすれば別人になる。子供は母親の飲める量のだいたい半分でいい。早く治したければ回数を多くすること。今の時代はADHDなどが増加している。これは糖質過多になっているかわりに鉄、たんぱく質不足になっているのだろう。

多くの病気はタンパク質不足であるのでタンパク質を飲むと病気は改善する。タンパク質は体に蓄えられるものじゃないので毎日補充する。

 

発達障害について  藤川徳美著

発達障害とはコミュニケーションができない、問題解決能力、臨機応変さ、想像力や気を利かせる能力の低下など。これは今に始まったことではなく以前からあったと思う。また一部はできてもすべてできている人なんかはいないのではないかと思う。しかし分類は一つは脳の神経細胞のダメ-ジがあること。あと一つは精神面の障害の自閉症だとされること。しかし分類は多岐にわたるようだ。そして、この発達障害と診断される子供は診断基準にもよるが非常に増加しているようだ。今、学校ではクラスに数人の発達障害の子供がいるようだ。つまりじっと座って授業を聞くことができない子供が数人はいるらしい。

ADHDについて 藤川徳美著

落ち着きのない子、多動の子が今は多くいる。じっと座っていられない。鉄、たんぱく不足の母親の子供は必ず落ち着きのない子、多動の子が今は多くいる。じっと座っていられない。ほぼ100%である。鉄たんぱく質不足の母親は体調不足である。子供も母親と同じものを食べているのでそうなる。必要なのは鉄、たんぱく不足である。そのような母親は甘いものや炭水化物ばかり食べている。そのような母親と子供と同時に治療することが必要である。治療には鉄、たんぱく質でこれを1年続ければ驚くほど改善する。母親と子供の割合は母親が飲める量の半分程度でいい。あまりたくさん子供に飲ませすぎない方がいい。早く治したければ少ない量で回数を多くすればいい。今は糖質の食品がスーパ-やコンビニで簡単に手に入る。糖質ばかりを食べていると太ってはいるが栄養失調になっている。糖質制限をしてタンパク質と鉄分をとれば健康になる。若ければ若いほど早い。

多くの病気はタンパク質不足である。肉だって5キロも10キロも食べれるものじゃない。そうなるとサプリメントでとるしかない。タンパク質は体に蓄えられるものじゃないので毎日補充する必要がある。タンパク質をとると薬の量が少なくてすむ。プロテインは謝酵素を活性化する。