天気がいいので田んぼを耕すことにした。朝のうち知人の来客があったため昼から作業することにした。前の日に端の草は除いてあったため耕すだけ。最初は全くトラクタ-の使い方がわからなかったがこれも慣れ。田んぼを引く順序もわからない。人に聞いたりyoutubeを見たりして何回も何回もやっていくうちにだんだんできるようになっていくもんだと思った。上代の人はこれを木製の鋤や桑だけでやっていたのだから本当に頭が下がると思う。牛や馬を使うようになったのは確か室町時代に入ってからだと思う。もちろん地方によってはかなり違うと思う。子供のころまだ牛がいて夏のころは牛が門のところにつながれて父親がブラシで牛の体をこすっていた。多分、牛についたノミなどを落としていたのだろう。夏には蚊やアブがやってくるので夕方には蚊やりといって煙を起こしていた。牛にとっては息ができず苦しかっただろうと思う。小さい子供からすると大きな牛の目やとてつもない大きな体、そしておとなしい牛になんとも言えない愛着があった。60年ぐらい前になると牛はいなくなって耕運機が登場する。当時は大変に高価なものだった思う。自分は実際にこれを使ったことがない。使ったのはトラクタ-からでトラクタ-の便利さが実感できない。