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鎌倉時代末から江戸時代にかけて短編の絵入り物語で、およびそれらの形式。お伽草子、おとぎ草子室町物語とも呼ばれている。おとぎとは貴人などが退屈の時、そばに仕えて話相手になること。
鉢かつぎ姫 かつぐとは後世ののかつぐではなくかぶるの意味。
なに不自由ない夫婦が観音様のおかげで子供を授かった。母親は、不治の病にかかった母親が観音様のお告げで我が子に鉢をかぶせてなくなる。父親と継母は鉢をかぶっている姿を気味悪がり屋敷をおいだしてしまう。自殺しようとして川に身を投げるが鉢が浮き袋の役目をして死ぬことはできない。
貴族に拾われてその下女となり、屋敷の青年に求婚される。青年の親は大反対だが青年の気持ちは変わらず鉢がとれ美人で和歌、管弦の才もある。
春は花、夏は橘、秋は菊、いづれの露におくものぞ憂き
春は桜、夏は橘、秋は菊。いずれの花を愛すものでしょうか、どれも露のように儚いのに。辛いことです
後々、幸せに暮らしたということ。